2015年12月30日水曜日

2015年の愛聴盤10撰


1 KARINA SANTOS / PURE ANGOLANA
2 BALLOU CANTA / BOBOTO
3  FEMI OORUN SOLAR / GRACE, OORE OFE
4  MADJID HADJ BRAHIM / LYAME TBAYANE
5  ADIOUZA / LI MA DOON
6  FIKERADDIS NEKATIBEB / MISEKIR
7   MUIELLE FLERIAG / TOLOMAN 
8  SOKUN NISA & PEAK MI / KAL KHNHOM NOV KMENG
9  V.A. / HAITI MERINGUE & KONPA 1952-1962
10  V.A. / HIGHLIFE ON THE MOVE












1 日本のカリナ嬢は数年前に大股開き写真の流出で失脚してしまったようですが、こちらの香里奈嬢は伏し目がちに哀愁のキソンバを歌ってオヤジの涙腺を緩ませます。実はこれCDのエル・スール入荷を待ちきれず、生まれて初めてダウンロードしてしまったものなんです。御開帳じゃなくてダウンロードなんて恥知らずのことは二度としないつもりです(たぶん)。

2 勘太くんです。ガチョ~ン失敗してます。やはり本場で一度学ぶ必要があるかもしれません。んなことはどうでも、このカマ声にやられました。イイですね。キング・アイソバ兄貴の後なんかに聴くと人生捨てたもんじゃないなと思わせます。いやホント。

3 フェミ男こちら向いて気安くイヨッ!なんてやってますが、おれアンタのことなんか知らね~よ、とりあえず音聴かせてみろやみたいな感じだったんですが、参りました。今までのジュジュの御無礼お許し下せえ。

4 ナイジェリアの次は当然アルジェリアです。ハレドの甥っ子です。甥っ子甥っ子って言ってるのは日本人だけかもしれませんね。申し訳ない。

5 甥っ子は組んだ両腕の上に顎乗せ眠そうジャケだったので、次は同じ趣向でオメメぱっちりのアディウーザちゃん。何とも可愛ゆらしくてカッコイイ!サイコーです。

6 エチオピアは西田佐知子で決まりです。以上。

7 ♪お~ぷり~ずすていばいみいガイアナ~♪と思いきやマルチニークでした。エディット・ルフェール姐さんほど美人ではありませんが(失礼!)聴かせます!

8 思えば2015年はこれを始めとしてどどっとカンボジア歌謡を聴くことから始まった。もはやアチキがとやかく言う次元じゃないでしょう。これが歌謡曲だ!

9 とにかくこの時代のハイチ音楽が好きなので嬉しい復刻です。年末に出たエル・スール・レーベルのハイチ3連発もこれとあわせて必聴でしょう。

10 低級生活者ですが高級生活音楽が好きなのでこれまた有り難い復刻。


今年もまた店長やオヤジーズはじめ先達先輩諸氏のお導きで素晴らしい音楽を聴くことができたのは嬉しくもまた有り難い限り。来年もまたかくありたいと思っています。そろそろオヤジというよりジジイに突入しつつある今日この頃なのでこれから先どれくらい音楽を聴けるか分かりませんが、とにかくもっともっと面白い音楽を!聴かずに死ねるか!ん?




2015年1月3日土曜日


2014年の愛聴盤10選

1 LEONIDAS BALAFAS / APILIOTIS
2 HK Presente LES DESERTEURS
3 ESTOUDIANTINA NEAS IONIAS & YIANNIS KOTSIRAS / I SMYRNI TOU EROTA
4 LOXANDRA / MEYHANE KAFE-AMAN
5 VIRGINIA LOPEZ / LA VOZ DE LA TERNURA
6 V.A. / アフリカン・メモリーズ
7 MERYEM ZENGIN / OZUR DILERIM
8 CARMINHO / CANTO
9 V.A. / LAGU-LAGU MELAYU NOSTALGIA, Malaysian Vintage Music In The Early 60’S
10 田端義夫 / SP復刻 バタヤン大ヒットパレード かえり船










'14年はギリシアものが非常に充実していたように思います。1はもともとロック方面の人のようですが、レベーティカをベースに実にシブイ歌と演奏を聴かせてくれる素晴らしい盤でした。3もスミルナのレベーティカを再現した企画もののようですが、哀感あふれる歌声と演奏は涙なしには聴けません!4は昨年吉岡さんがベスト10に選んでいたものですが、昨年ようやっと入手。これはかなり斬新な音づくりでイズミール歌謡を演奏しています。これまた充実の1枚。

2はアルバムのコンセプトがジャケに明確に打ち出されていますね。マグレブ移民三世世代によってシャンソンなどをシャアビ(風)に換骨奪胎した快作!さかのぼってサルタンバンクの2枚も聴いてしまいましたが、これもまた良かった!HKはかなりのセンスと才能そして気骨の持ち主ではなかろうかと思います。これがあちこちで2位なのが残念なくらいですね(オレも2位にしたけど)。

5や10は一家に一枚といった家宝級。流行歌好きとしては避けて通れませんでした。

本場のラテンも本場以外でつくられたインチキ・ラテン(失礼!)も大好きなのですが、6と9はそのインチキ・ラテンの今年の白眉!とくに9は吉岡さん以外ではなしえないすぐれたもの(これに次ぐ"Irama Jazz"も大傑作!)。ボケてしまう前?にいろいろと復刻してほしいものです。

トルコ方面ですが、例の2枚組“GIRIZGAH”もとてもよかったんですが、アチキ的にはちとお行儀が良すぎるところもあって、結局お美しいMeryem嬢の7を選んでしまいました。

8はCarminho嬢の2枚目。昨今のファド界の逸材ではないでしょうか。ブラジル方面の有名どころも入っているようですが、んなものは関係ない。このまま精進してほしいものです。昨年に引き続き選んでしまいました。

とは言うものの'14年はこの1曲につきる !? 結局オヤジーズを虜にしたのはこの人だった!

HỒN QUÊ ( Ca Sĩ Hiền Thục)