2020年1月6日月曜日

2019年の愛聴盤 10選(新録編)


1 GABY MORENO & VAN DYKE PARKS / SPANGLED !
2 坂本冬美 / ENKA III~偲歌~(猪俣公章生誕80周年記念)
3 KATERINA TSIRIDOU / AMAN KATERINA, A Tribute To Panayiotis Toundas 
4 THEMISTOKLIS KARPODINIS / KONTRAMPATZIDES
5 MININO GARAY / TUNGA TUNGA’S BAND
6 MANOU GALLO / AFRO GROOVE QUEEN
7 WUTA MAYI / LA FACE CACHEE
8 HAMELMAL ABATE / KEMESHA
9 THANH HÀ / MỚI MẺ NÀO CŨNG NGỌT NGÀO
10 ANGHAM / HALA KHASA GEDEN
番外 MON LAFERTE / NORMA












1ガビー・モレーノ嬢がまさかヴァン・ダイク・パークスと組むとは思いもしませんでした。何が起きるかわからないのが21世紀ということで。この坂本冬美は本当に素晴らしい。ここ何年かギリシアものばかり聴いているので10撰すべてギリシアものになってしまいそうなのですが、あえて2枚カテリーナ嬢テミストクレス兄いのスミルナ派レンベーティカを選びました。他意はありません。5南米(や南欧)の人生なめてるようなオッサンたちの歌が好きなので、今年はガライおやじに登場してもらいました。6マヌー姐さんフンフンいってるふやけたR&Bじゃなくてやっぱファンクだぜ!とはいうものの7ウタマイ師匠(違)昔ながらのルンバが身に染む年頃なので、8エチオ・ポップはアバテ姐さんを選びました。9ハ~いやはや退廃の極みですな!生きてるのが嫌になりそう。10みんなびっくり私もびっくりアンガーム。番外モン嬢は一昨年末に入手したので、ここに入れるべきではないのでしょうが、見ごろ食べごろ歌いごろまさに盛り・旬の歌手ではなかろうかと外すに忍びなくやむなく番外扱いで。

2019年の愛聴盤 10選(復刻編)

1 V.A. / EARLY CONGO MUSIC 1946-62, first Rumba, to the real rumba
2  V.A. /Chansons de la France profonde sélectionnées par Kohji Kamata
3 V.A. / ASI BAILABA CUBA DEL DANZON AL CHA CHA CHA
4 ESMA / ZOSTO SI ME MAJKO RODILA, ROMANO HORO
5 MARIA TERESA DE NORONHA / INTEGRAL
6 V.A. / LA MUSICA POPULAR PERUNA, LIMA AREQUIPA 1913-1917
7 V.A. / NOSTALGICO PUERTO RICO 1940-1960
8 ANTOBAL’S CUBAN ALL STARS / HAVANA BIG BAND SOUND !
9上原敏 / 親恋道中 上原敏 1936-1943 
10  V.A. / YESTERDAY HAS GONE, THE SONGS OF TEDDY RANDAZZO
番外 V.A. / AMANEDES 1928-1934












1パームワイン集に続くコンゴ、そして2シャンソン集はそれぞれ深沢・蒲田両氏とエル・スール・レコーズとの偉業といっても過言ではないでしょう。3のダンソンも田中氏の労作。いずれも楽しくってためになる一家に一枚良い子に二枚の家宝級。果報は寝て待て
4,5,8は何とも嬉しい復刻です。7同工異曲のコンピはいろいろあれども出るたび買ってしまうのはプエルト・リコ音楽の魅力か。6値段は高いがそれを補って余りあると言っておこう!9上原敏は日本の大衆歌謡の一つの頂点だと思います。ちゃんと復刻されたのは快挙かも。10テディ・ランダッツオ集ってあるようでなかった?定番からレア音源までランダッツオの目くるめく世界が楽しめます。番外アマーン集は数年前のものだけど、出た当時まったく気が付かなかったんですが、ようやく昨年入手。なので泣く泣く番外扱い。

現在配信でもかなり様々の音楽が聴けるようですが、CDにこだわって選んでみました。これから先はどうなることやら…。

2018年1月17日水曜日

2017年の愛聴盤 10撰(新作編)


1 GEORGE DALARAS / PESTO GIA MENA
2  ADAM STRUG / LEŚNY BOŻEK
3 PAULO FLORES / KANDONGUEIRO VOADOR
4 ROSALIE ELENA RODRIGUEZ / FRENTE A FRENTE
5 LAS MIGAS / VENTE CONMIGO
6 SI KAMEL / DREAM
7 MAGYD CHERFI / CATÉGORIE REINE
8 HA VAN / TIENG HAT 2
9 ANDIEN / METAMORFOSA
10 DEDE SAINT-PRIX / DRIKOUR AMAN











1ダラーラスと3フローレスの新作は本当に素晴らしい。入手したのは年末なのでここに載せるのは後出しの後ろめたさも、ちっとばかしありますが、これらの傑作を来年に持ち越すのはあまりにももったいないなと。2のポーランドのアダム・ストラグ初めて聴きましたが、ひなびたクラやブラスにやさぐれた渋い歌声、痺れました。渋いといえば7のマジッド・シルフィ10年振りのソロも渋い。10のシ・カメル自分は初体験。還暦デビューかと思いきや2枚目?だそうで、男前のサルサ!やおされな?AOR風もカッコイイ!10デデ・サン・プリや涼やかな9アンディエンちゃんもグー!8ハー・ヴァンはだんだんよくなる。新作もよいがこれをよく聴きました。そして5ラス・ミガスの気風の良さに昇天し、4ロザリー嬢の歌に涙した1年でありました。ってホントかよ!

2017年の愛聴盤 10撰(復刻編)


1 V.A. / パームワイン・ミュージック・オヴ・ガーナ
2 O.K. JAZZ ‎ / THE LONINGISA YEARS 1956-1961
3 V.A. / LA MUSICA EN TIEMPOS DE MARTIN CHAMBI 
4 BENNY MORE CON PEREZ PRADO / EL GRAN ENCUENTRO
5 CASCATINHA E INHANA / OS SABIAS DO SERTAO 
6 V.A. / ZAIRE 74 THE AFRICAN ARTISTS
7 JOE CARROLL / MAN WITH A HAPPY SOUND
8 WASHINGTON PHILLIPS / AND HIS MANZARENE DREAMS 
9 V.A. / CHANSONS EXOTIQUES POUR CABARETS ET MUSIC-HALLS
10 東海林太郎 / 歌へ若人 東海林太郎 1934-1948











1はとにかく必聴でしょう。かつての『RCAブルースの古典』を想起するオールド・ファンも多いようですが、私もその一人です。選曲解説音質意匠すべてが素晴らしい。また今後のコンゴ音楽初期音源にも期待大!2はアナログ・プレイヤー買っておいてつくづくよかったと思いました。これも素晴らしい!3や5や8そして10は今までよく知らなかった・ちゃんと聴いてなかった音楽を聴く喜びを改めて感じさせてくれる名盤だと思います。4は音源をクロノジカルに辿ることによって聴こえてくるものがあるということがよく分かりました。6は快挙!7はLPを持っていなかったのでこの復刻はとても嬉しかった!9はオレが選曲したのかと思ったぜい!

※ロックやソウル方面のランディ・ニューマンやドン・ブライアント、細野晴臣といったお達者クラブのみなさんのCDは買っていない=聴いていないので、これから中古盤でも見つけながら聴こうかなと思っとります、ハイ。





2017年1月5日木曜日

2016年の愛聴盤 10撰


1 PAO PAOWALEE PORNPRIMONG / PLENG MAE CHOB VOL.1 & 2
GUZIN DEGISMEZ / KLASIKLER, AH O DEMLER
3 GEORGE DALARAS, VAGGELIS & VASSILIS KORAKAKIS / THALASSINA PALATIA
4 EDDY TUSSA / KASSEMBELE
KADER JAPONAIS / HKAWI 
6 Everson Moraes, Leonardo Miranda & Aquiles Moraes /
 IRINEU DE ALMEIDA E OOFICLEIDE, 100 ANOS DEPOIS   
7 V.A. / Unknown Title 〜 Laos Molam Dance Compilation
8 V.A. / IRAMA LATIN, Vintage Latin Of Indonesia 1950’S

9  MARAVEYAS ILEGAL / KATASTORAMA
10 GIORGIO CONTE ‎/ 2014 CASCINA PIOVANOTTO

















1 パオちゃんです。5月のタイ・フェスで観ていらいすっかりファンになってしまいました。ハマっているのは私だけみたいですが、五月みどり~島倉千代子系の(何で日本人歌手?)やや細い声ながら、きめ細かなメリスマやヴィブラートを利かせた丁寧な歌いっぷりは好感が持てます。とくにやや低い音高時のn音のヴィブラートはたまりません。このアルバムは同時発売のようなので一緒に扱いました。第2集は往年のルークトゥン・ヒットのカバー集のようですが、宇治の熱盤師匠にお訊ねしないと分かりません。元唄にはボリウッドやロマ・イラマのものもあるようです( by レコオヤジ。感謝)。ミディアム~アップの軽快な曲が多く飽きずに繰り返し聴いております。

2 トルコの熟女をいれなきゃ10撰じゃありませんね!ということで「流麗で上品、外連味無しのトルコ古典女声歌謡」(エル・スール)。鉄板ですね。

3 ダラーラスは年初に出たラグタイムとのフュージョン?も素晴らしかったですが、あえて秋に聴いたオーソドックスなこれを。言うことありません。ついでに言うとギリシアものは舟/船ジャケに外れなし!

4 「いやぁ、これっぱかしですよ、そんなには儲かってまへん」とほざいているアル・ジャロウみたいなジャケですが、中身は大変に豊か。アンゴラ・ポップスのおいしいところがつまってますね。前作のほうがよかったという意見もあるようですが、これも傑作です。

5 ニッポンすごい!といってもバカウヨじゃないよ!何だかんだでライの充実作にはここんところ毎年接していうような気がしますが、今年はこれでしょうか。松五郎のようなシンセ乱れ打ち(というのもヘンか)に燃えるぜ?

6 しょろしょろショーロのナイスな新作(カゼス以外の。すまない)を聴きたいと思っていたところにこの傑作。私ごときがあれこれ言うレベルではありません。

7 とにかく1曲目にヤラれた!ラオスはギャオスだった(うそ)。近年の洗練されたモーラム(そんなのあるのかよ!)に多少のご不満をお持ちの善男善女にオススメです。

8 ポルカ・ドット・レコード畢生の力作。ファンは必聴でしょう。

9 ギリシアの(自作自演)歌手のくせに歌はあまりうまくありません、というか下手です。が、この人のどこかすっとぼけて飄々とした、二枚目半のそこはかとない哀感を漂わせているところがけっこう好きです。これもギリシアの船ジャケといえば船ジャケですね。

10 若いころから爺むさい音楽が好きだったのですが、ホントの爺いになってみると爺むさい音楽がますます好きになってしまいました。この爺さんも75歳くらいでしょうか。最近エル・スールで教わりました。これはタイトルにもあるとおり2014年作。極楽往生の寸前ぼそぼそと歌っております。

※ソクン・ニーサの新譜を入れようかとも思いましたが、入手が12月30日だったので土木さんのように心の内にそっとしまいました。


※1は恥ずかしながらダウンロード(泣)、10は密林。他はすべてエル・スールで入手。

おまけ 2016年のお達者くらぶ

みなさんお元気で何よりです。